忙しさに潰されないためのタスク管理

忙しさに潰されないためのタスク管理

「忙しい、忙しい」
そんなセリフをつぶやきながら日々を過ごしてはいないでしょうか。
やることがたくさんありすぎる現代のライフスタイルでは、むしろ「忙しい」という言葉を使わない人のほうが少ないのではないかと思うくらいです。

そして、たくさんのタスクに追われながら生活することほど、疲弊することもありませんよね。
まわりを見渡してみると、疲れた顔をした人ばかりなのは無理もありません。

しかし、たくさんのタスクをこなしていることがそのまま「忙しさ」につながるわけではありません。
同じパフォーマンスを出せるのであれば、忙しさに追われる感覚は味わいたくないですよね。
それにはちょっとしたコツが必要になります。

忙しさとは、今やるべきだと思っているタスクの量

忙しいとはどのような状態でしょう。

普通に考えると、やるべき事がたくさんあるために、最大限のスピードでタスクをこなしまくっている状態だと思います。
しかし、「締め切り近いなー。忙しいな―。あ、あれもやらなきゃ」などと忙しさを感じている時は、逆に仕事が手に付かないこともありはしないでしょうか。
特に仕事に追われている感覚を持っているときほど、サボりたくなりますよね。人間の性なのでしょう。。

つまり、この時に忙しいと感じているのは何かというと、今やるべきだと思っているタスクの量のことなのです。
今どれくらいのスピードでタスクをこなしているのかは関係ありません。

忙しさに追われる嫌な感じを回避するためには、この視点からアプローチすると有効です。

まずはタスクを目に見える形にする

忙しさから逃れるためにまずするべきことは、タスクを洗い出し、リスト化することです。

タスクは頭の中にしかない状態では、その負担感が5割増しくらいになります。
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ。ああもう嫌、、」みたいな状況では、リスト化してみると意外と大したボリュームではなかったりします。

リスト化して、やる順番を決めるだけでかなりスッキリとします。

今日やることとやらないことを決める

次にすべきことは、今日やることとやらないことを決めることです。

すぐにでもやりたい事がたくさんあるのは、現代の人に共通することだと思いますが、その日にできることは本当に限られています。
だからこそ、あえて今日やらないことを決めることによって、「ああ、あれをやらなきゃ」を「あれは明日以降やるから大丈夫」に変えましょう。

忙しさは、”今” やるべきだと思っているタスクの量です。
今やる必要はないとわかれば、そのタスクに追われる感覚はなくなります。

さいごに

以上、忙しさに追われないためのタスク管理について書いてきました。
最後にひとつ補足しないといけないのは、忙しさに追われることとパフォーマンスはあまり関係ないことだということです。

忙しさに追われると、たしかに頑張る気が起きることも多いですが、逆にタスクの多さに気が滅入ってしまったり、また精神をそがれるという側面もあります。
そしてパフォーマンスを上げるためには、必ずしも忙しい状況を作り出す必要はありません。
タイマーを使って時間感覚を持つようにしたり、睡眠や食事に気を遣って集中力を高めるなど、健全にパフォーマンスを上げる方法はたくさんあります。

タスクを処理する上では、忙しさからのプレッシャーは必要なく、身を滅ぼすだけです。
心当たりのある人は、忙しさとの付き合い方を考え直してみるといいかもしれません。