チャレンジへの言い訳をなくしていこう
- 2018.03.10
- ライフスタイル

「チャレンジしたいけど踏み出せない」という経験をしたことはありますか。
おそらく大多数の人が感じたことのある感覚だと思いますが、世の中にはそれが理解できない人が一定数いるようです。
そしてその人たちには、自分の人生を好転させるようなヒントが隠されていました。
友人A「え、その感覚ぜんぜん理解できない」
と、これに気づいたのは、先日友達何人かと話していたときのことでした。
「チャレンジしたいけど自分には無理な気がして、一歩踏み出せないことってたくさんあるよねー」という話になったのですが、その中の1人が「え、その感覚ぜんぜん理解できない」と言い出しました。
詳しく聞くと、
チャレンジしたい事があって、条件的に問題ないならやるべきだし、不可能ならしょうがない。
条件は揃っているのに、漠然とした不安にかられて踏み出せないと言うのは、よく分からない。
とのこと。
すごく筋は通っていて、それはそうだなとは思うのですが、どうも腑に落ちない。
そしてこの人は、IT系のフリーランサーとしてバリバリ働いていて、それプラス何個もの企画を同時並行で進めているような強者だったりします。
これだけ情熱的に働いて、結果も残している人なので、その感覚にも見習うべきところがあるように思えました。
恒常性があるかないか
彼のセリフが自分の腑に落ちない原因を考えてみると、そういう感覚を持って、生まれ育ってきたとしか考えられないように思えます。
そしてこれは9割位の人は感じることではないでしょうか。
何か新しいことにチャレンジしようとした時に「自分じゃ無理だ」「時間がない」「こんなことしている場合ではない」などと言い訳を並べたくなることなんて、日常茶飯事ではないでしょうか。
心理学的な視点から見ると、この言い訳は人間の恒常性から発せられています。
人間という生き物は本能的に、過去のやり方と同じやり方で今後も生きていこうとするものなのです。
これまで生きてこられた方法を変えなければ今後も生存できる確率が上がるという理屈からなのですが、この恒常性が人間をチャレンジから遠ざけさせるのです。
おそらく彼は、育ってきた環境などの影響で、この恒常性が極めて低いのでしょう。
そこからチャレンジに躊躇しない人格になったのだと思われます。
現代では恒常性を封印する
生物としては必要なこの恒常性も、現代では逆に邪魔になることが多いです。
それは恒常性の低い彼が、客観的に見て成功しているところからも言えると思います。
そもそも恒常性がなくとも生存できるような世の中になりました。
もはや他の生物のように、自分の生存を心配する必要は無いのです。
そして、現代の社会はあまりに変化が早く、過去と同じ自分では社会に取り残され、経済的に他の人よりも低い位置へと追いやられてしまいます。
現代で必要なのは、社会の流れに応じて柔軟に変化できる性格なのです。
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