通信制大学に通う心構え – 愛知産業大学 建築学科のケース
- 2018.10.10
- ライフスタイル

現在、通信制大学に通い始めて半年と少しになります。
大学は愛知産業大学という大学で、通信教育部の建築学科になります。
今年の4月に入学した時は、自分も再び大学生になったのだと清々しい気持ちでいたのですが、現在ではこんなはずではなかったという状態になってしまっています。
一言で言えば、こんなに勉強を進めづらいとは思わなかったのです。
通信制の大学を考えているという方はこの記事を見て、僕みたいにならないよう、少しでも入学後のイメージを持っていただけたらと思います。
通信制大学に通い始めた理由
通信制大学に通う理由は様々だと思います。
- 働きながら大学で知識を深めたかった
- 退職後、興味のある分野を勉強し直したかった
- 金銭的に通信制大学しか選択肢がなかった などなど
そんな中、僕が通信制大学に通い始めたのは2級建築士の試験の受験資格を得るためでした。
現在、建築の業界で働いているのですが、そこでいろいろやっていきたいと考えると建築士の免許が必要です。
しかし、大学は文系だった僕が受験資格を得るためには、7年間この業界で働かなければならないのでした。
それが大学で建築を学んでいれば卒業後すぐに受験資格が得られるということでした。
それも3年次編入が可能ということで実質2年で受験資格が手に入れられます。
授業料は数十万かかりましたが、時間には変えられないとすぐ入学を決断しました。
しかし、あまりにも考えが甘かったなと今では思っています。
※これでも僕が調べた中では、愛知産業大学は建築系の通信制大学では最安です。
計画の立て方
入学したら、当たり前ですが授業のスケジュールを立てます。
普通の大学だと、友達と「なに受ける?」「この授業はテストなくてレポートだけらしいよ」「この授業は全部課題出しても落とされるから受けないほうがいい」なんて会話の中で受ける授業を決めますが、通信制大学では自分の部屋での孤独な作業です。
ここで大切なのは年間スケジュールを一気に立ててしまうことです。
通信制大学には、リアルの授業は受けずに自分で教科書を読んで勉強する方法と、定期的に開催されるリアルの授業(スクーリングと呼ばれます)を受けにいく方法の2つの授業の受け方があります。
国の規則の関係で一定数はスクーリングの授業を受ける必要があるようで、通信の授業のみで卒業することはできません。
通信制大学に入学を決めたら、まずはスクーリングの日程を固めましょう。
そしてスクーリングには申込みが必要になるので、その申込期間を手帳に書き込んでしまいましょう。
その次に、通信の授業の計画を立てていきます。
まずはスクーリングの前に受ける必要のある授業から予定を組みます。
それぞれの授業には、その授業を受ける前に受けるべき授業が示されていたりするので、それを計算してスケジュールを組んでいきましょう。
その後は残りの授業の計画を組みます。
この時はもう好きな順番で組んでいけばいいと思いますが、絶対に取らないといけない授業があればそれから先に取り組むほうが無難です。
(建築の場合は、受験資格の関係でそういう授業が出てきます。)
ここまでできれば第一ステップはクリアです。
そう、ここまでは僕にもできていました。
停滞する課題提出
まず一番最初に来る問題は、最初の課題提出ができないことです。
普通の大学ではまわりに友だちがいるので、そこから「そろそろちゃんとやらないとやばいのかな」という雰囲気が伝わってきます。
しかし、通信制大学は孤独な戦い。
緊迫感を与えてくれる友達なんてまわりにいません。
しかも、通信制大学には課題提出期限は基本的にはないのです。
一度履修登録した授業はその期を逃しても大丈夫で、卒業するまで有効となるみたいです。
(あくまでも愛知産業大学の僕が受けている授業の範囲ですが)
なので、いつまでにやらなければ!という感情になりにくい傾向はあると思います。
友人がまわりにいない時のモチベーション
なんども繰り返していますが、普通の大学と違ってまわりに友だちがいないのは本当に辛いです。
学生の頃は、まわりの雰囲気に流されて、宿題をやったり、試験勉強をしたりしていたと思いますが、そのペースメーカーとも言うべき友人が、通信制大学にはいないのです。
これは入学前には理解はしていましたが、実際に始めてみないとその深刻さはわかりませんでした。
課題を進めるのも、試験に行くのも、全部自分のペース次第というのは本当に辛いし、そんな予定通りにはいかない!
環境って大事だなと思った瞬間です。
まとめ
あまり解決方法を示せていない気はしますが、これから通信制大学に通おうとしている人は、僕の今の状況を自分の事と置き換えて、自分ならどうするかシミュレーションしてみてはどうでしょうか。
よほど計画性のある人なら容易に卒業できるかもしれませんが、多くの人はつまずくポイントだと思います。
普通の学生生活とは全く違いますから。
僕の今の解決方法は、とにかく油断せずに確実に課題を進めていくことです。
この心がけだけでずいぶん違うと思います。
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