零細企業は経理だけでかなり良くなる!
- 2018.11.09
- 仕事

父の会社で働くようになり、8ヶ月が経ちました。
(ゆるく働いていた頃を含めるともうすぐ1年!)
主に一般営業と経理を担当しているのですが、最近いろいろと見えてきたことがあります。
零細企業の経理はほぼないようなもの
僕が働いている父の会社は、社員が6人の零細企業です。
(僕や父を含めて)
工事を行う会社のため、社員の半分は現場の職人です。
なので営業や事務をする人は3人しかいません。
当たり前ですがそんな会社では経理担当なんていません。
経理は税理士に丸投げしてるから経理のことなんて分からんということも多く、うちもそういう会社の一つでした。
零細企業は利益の残し方を知らない
そんな零細企業は利益の残し方を知りません。
利益は以下の計算で出てきます。(当たり前ですが)
「利益=売上ー経費」
そしてどうやって会社経営をしていくかを、稲盛和夫さんの言葉を借りると、
売上最大、経費最小 (稲盛和夫)
ということです。
変なことを言ってはいないですよね?
しかし零細企業ではこれができないんです。
零細企業は何をしてるんだというと、はっきり言って売上しか見ていません。
経費は見積り時に雑に計算しただけでしか把握しておらず、実際にどれだけかかったのかの検証はありません。
うちの会社の場合は売上が毎年1億ちょっとあるので、仕事がないというわけではないんです。
だけど売上しか見ていないから、直近の純利益は年で40万円でした。
40万円ですよ!0.4パーセントもないんですよ!!ありえなくないですか!!!
この結果を見ても「うーん、おかしいな」というだけで、また明日から同じように仕事をしていく。
零細企業とはこういうところです。
経理の考えを入れるだけで利益が残る
こういう状況なので、僕が経理担当を買って出ることにしました。
だってこんなに売上があるのに、あまりにもったいないと思うんです。
決算書を読み込んでみると、見積り時に計算していたより、粗利益がずいぶんと低いことが分かりました。
(粗利益とは、売上から材料費など現場で直接かかった費用を引いて出した数字です)
見積もりの時の計算が甘かったということですが、各案件ごとに検証をしていなかったため、誰も気付かなかったんですねー。。
これを案件ごとに計算を出して、反省して次に繋げる、PDCAを回していくだけで、かなり利益を残せるようになるんじゃないかと確信しています。
(これからなので、結果はまだ出ていませんが)
これからやりたいこと
社長はいつもこんなことを言っています。
「営業なら月500万は売り上げてもらわないと困る」
しかし僕は月500万の売上で得られる利益を、経理の力で成し遂げたいと考えています。
経理を正していくことには、その力は十分にあると思うんです。
ただ闇雲に売上だけ追っていってたら、いつか計算違いで経営危機になるなんて事になりかねないとも思いますしね。
いずれにしても、零細企業における経理の重要性を痛感しているこの頃です。
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