【僕の投資歴】負け続けだけど、分かったこともいくつかあった。

【僕の投資歴】負け続けだけど、分かったこともいくつかあった。

投資関連のブログを書くようになってきたので、僕の投資の歴史を書いていきたいと思います。

と、偉そうに話を始めようとしていますが、僕の投資歴は負け続けであり、現時点(2018年)でも安定した収益は出せていません。

投資をしている人の9割は負け組と言われますが、僕ももれなくこの9割に入っています。

投資を初めて約10年。「そろそろ俺も勝ち組になってもいい時期だ!」と思い始めてからでもはや5年位でしょうか。

まさに現在も「勝ち組になろう!」と決意を新たにしたところなので、現状を書き留めて置く意味でもこのブログを書こうと思い立ちました。

自分で言うのも何ですが、これから投資を始めようと思っている人には、すごく参考になると思います。

ただしこれを見ても勝てはしません(笑)
だけど、初心者がやってしまいがちなことがここに詰まっていると思います。

10年前、投資をはじめた

投資を始めたのは高校2年

投資を始めたのは、記憶では高校2年の頃でした。

未成年なので自分で口座をひらくことはできず、母親の名義でFX口座を開設しました。
(もちろん同意は得ています。)

今考えるとかなり早いですよねー
僕は現在26歳ですが、それで投資歴が10年なのはこういう経緯があります。

なぜ始めたかはあまり記憶が無いのですが、その頃はFXがブームになった時期だったように思います。

ネットに入り浸っていたので、2chかなにかでFXは儲かると聞きつけたのかもしれません。

儲け話は大好きでしたから、居ても立っても居られなかったんでしょう。

オージー円で資金の半分を一気に溶かす

FX口座を開設したら、はじめは一万円を入金しました。
口座はたしかSBI系だったと思います。(当時からSBI FXトレードだったかな?)

期待に胸を膨らませて、はじめての売買を行います。
「これは!」と思ったオージー円を選びました。

するとポジションをとってみると、思ったのと逆方向に動いていく。
何度か売買を繰り返す内に、資金は半分の5000円に。。

ビギナーズラックなんてありゃしませんでした。

高校生の5000円ですから、それなりに大きなお金です。
その損失になんだかガッカリしてしまって、すこしFXから距離を置きました。

それでもなんだかFXが気になった

これできっぱりFXをやめられれば良いものの、そうはいかなかった。

どこかで「投資で儲けたい!」という気持ちがずーーーっと残っていて、受験勉強をしなきゃいけない身分なのに、投資本を読み始めたりしていました。

昔から理論派の頭でっかちなところがあるので、本もだんだん難しいのを読むようになり、「投資で儲けるのはなかなか大変だぞ」と少しずつ感づいていったのもこの頃だったと思います。

しかし大学受験が直前に近づくにつれて、さすがに勉強に集中せざるを得なくなり、FXについて考えることは少なくなっていました。

大学で投資熱が再燃。手当たり次第に試してみる

大学で投資を再開

大学に入ると、時間的余裕と金銭的余裕ができたので、再び投資に手を出すことになります。

この時には本当にいろいろな投資商品に手を出していきました。

投資の王道「株式」

まず手を出したのは株だったと思います。
国内株の現物です。

一口に株と言っても、たくさんの投資方法があります。
最初はみずほ銀行など、よく名の知れた企業を買っていましたが、だんだん極端な投資法へ移っていきます。

手を出したのは、テンバガー株投資、仕手株投資あたりだったと思います。
金銭的余裕ができたとは言え、貧乏学生だったので、何十万円も必要な大企業の株は買うことができず、それでいてリターンも求めていたためこういう選択になりました。

結果としては、まったく儲からず。。
今思えばトレードの期間は数週間くらいを目安にしていて、ファンダメンタルズ分析メインでのトレードとはマッチしていなかったのだと思います。
(そもそも分析がザルだったというのもありますが。。)

ファンダメンタルズ分析は企業のポテンシャルを分析する方法ですが、そのポテンシャルに実際の株価が追いつくのには数ヶ月から数年かかるのです。

これも今考えると、という感じですが、当時は何が何やら全く分からないままトレードしていました。

証券のプロでも株で勝てない!?

僕は大学で経営学を勉強してました。
その授業の中で、金融やファイナンスの授業があったので、投資の勉強にもなるかとそれらの授業を選択しました。

その中ですごく印象にのことっているエピソードがあります。

証券に関する授業があり、この授業をマスターすれば株で勝てると思って話を聞いていました。
しかし、その授業を行う教授は「株をやっているが上手くいかず、数百万負けた」と言っていたのです。

証券を研究している人でも株で勝てないとは驚きました。
それと同時に、投資を極めるには大学で学べるようなアカデミックな知識では太刀打ちできず、もっと属人的・職人的なスキルが必要なんだと感じましたね。

テクニカル分析との出会い

興味は次第にテクニカル分析に移っていきました。
適当にやっても上手くいかないことが分かっていたので、トレードする際の「型」が何かほしかったのでしょう。

チャートパターンを学び、インジケーター主要なものはあらかた勉強しました。

それをFXチャートに当てはめてみて、「ここだ!」というところでトレードをしてみます。
それでも全然うまく行きません。

最初はFXでやっていましたが、株の方が素直にパターンが出やすいと株に移りましたが、成功しません。。
この時は本当に何が正解なのか分からなかった。

自動売買を始める

この時の自分はとにかく投資本を読みまくりました。
薄い本では意味がないと、何千円もするパンローリングの本ばかり選んで読みまくっていました。

そして、その時興味を持っていたテクニカル分析の行き着く先に、自動売買があることを知りました。
自動売買だと手を動かさなくていいし簡単じゃん!と思って始めます。(安直)

事前にできているストラテジーを選択するミラートレーダーというものをはじめました。
直近でうまく利益を出せているストラテジーを選べば、すぐに利益が出るはずでしたが、案の定うまくいかず。
この時はただただ損失を重ねました。本当にうまくいきません。

ミラートレーダーも長い目線で見て、手法を確立すれば儲かるのかもしれませんが、短期での利益が欲しかった僕にとっては利益が出るまで待っていられませんでした。
そんでもって、そのストラテジーの売買ルールが見えるようになっていないので、損失を重ねたところでそれがなぜなのか分からないんです。

それなら自分で売買システムを作ろうということでMT4というものにも手を出しましたが、プログラミング初心者からのスタートだったので、1つの売買システムすら完成せずにやめました。

インジケーターに従うだけでは勝てない

自動売買を行うことができなかったMT4ですが、ネットで出回っているプログラムは動かすことができました。

そこで移動平均線やMACDなど、よく知られるインジケーターを使ったストラテジー試してみました。

するとビックリ。ほぼ負ける一方なのです。
どの投資の教科書にも書いてあるこれらのインジケーターですが、教科書通りに使うと負けることになります。
これには面食らいました。

この時に感じたのは、「この方法でやれば絶対に勝てる」みたいな投資手法はないということ。
勉強して実践しまくって、そして経験値を積んでいってはじめて、勝てるトレードポイントが見えてくるものなんだと知ることになります。

トレードとは確率のゲーム

自動売買をかじってのもう一つの大きな学びは、トレードを確立のゲームとして捉えることです。

それまでは完全に感覚でトレードしていました。
この会社は業績が良いから株を買おうとか、なんか上昇トレンドだからドル円をロングで行こうとかそんな勢いです。
どれだけのポジションをとるかなんて適当に決めてました。

だけどもっと厳密にトレードをやろうとしたら、この投資戦略の勝率は〇〇%で、最大の損切り幅はどれくらいで、リターンはどれくらいか、あらかじめ知っておく必要があります。

そしてその情報を元に、どのくらいのリスクなら許容できるかを考え、1回のトレードで取れるポジションの大きさを決めます。

この方法を知ってしまうと、過去の感覚でトレードしていた自分がバカらしく感じました。
そりゃ勝てるわけがないと。

だけど、ここを厳密にするのはめちゃめちゃ大変なんですよね。
確率計算の必要性を感じつつも、感覚でトレードしてしまう日々は続いていきました。

もちろん勝てるわけはありません。

卒論を仮想通貨で書く

僕の卒論のテーマは仮想通貨でした。
時期としては、Mt.Goxからビットコインが盗まれ、ビットコイン価格が暴落していた時期です。

12万円くらいの高値から、たしか2万円くらいまで暴落していたと思います。
(今に比べたら12万円でもめちゃめちゃ安いですが)

その時の仮想通貨界は「もうビットコインはダメだよ。。」という感じ。
言ってみれば今と同じような雰囲気でした。

なので投資という意味では、僕は手を出してはいませんでした。

ただ一部の人達はとても頑張っていて、価格は暴落してしまったけど、これからまだまだビットコインは広まっていくんだ!と熱心に活動している人もいました。

そういう人の熱気に圧倒されて、自分は世界が変わる瞬間を見ているのかもしれないと、そう思っていました。
その後200万円までいったビットコイン価格をみると、それも間違いではなかったのかもしれません。

そして、また別の機会に書きたいと思いっていますが、この卒論を書いていた時期と今の状況はすごく似ていると思うんです。
仮想通貨市場から熱が引いているのは、次の爆上げの準備期間なのかもしれません。

社会人になっても迷走は続く

いろんな物に手を出していく日々

社会人になってからは、大学時代の繰り返しという感じでした。

もう一度株に挑戦してみたり、またFXに戻ってみたり、またミラートレーダーを触ってみたり。
仮想通貨FXなんかも始まってきていたので、少しいじったりしていました。

それでも全然勝てない。。
この時ですでに投資歴は7年くらいになっていたので、「もう俺には投資は向いていないんだよ。。」とネガティブになりつつも、投資自体をやめることはできずダラダラやって、損失を垂れ流していました。

仕事が結構忙しかったってのもあり、ガッツリ時間も取れなかったというのもありますね。
貯金は増えていったので投資額は増えていきましたが、資金の増加は利益には繋がりませんでした。

続けることが大事なんだと、なんとなく気付く

いろいろ手を出していて、なんとなく分かってきたのは、一つの市場だったり一つの手法だったりを絞ってやらないと上達しないということ。

いろんな市場を数ヶ月単位で変えていると、なかなか感覚がつかめないんですよね。
「隣の芝生は青く見える」じゃないですけど、例えば株をやっている時は、FXをやるとすぐに儲けられるような気がするんです。

でもそれでFXに変えてしまったら、それまで株をいじって培っていた感覚がゼロになっちゃうんですよね。
それはほんとにもったいない。

仮想通貨バブルが知らないうちに来る

そうやっていろいろ手を出している間に、卒論でテーマにしていた仮想通貨価格が急上昇していました。

今思えば、卒論を書いている時点で他の人よりかなりアドバンテージがあったので、さっさと買っとけばよかったのですが、その時は確率に基づくトレードをしたかったので、仮想通貨は無視していました。

確かに仮想通貨は歴史が浅く、これだけの急騰は初めてなので、確率に基づく投資はできません。
僕の判断も間違っていたとは言えませんが、やっぱりもったいなかった。

しかし、あまりに仮想通貨界が盛り上がっているので、理性に負けて仮想通貨に手を出してしまうのが2017年の11月。
その後すぐに仮想通貨バブルの崩壊を迎えることとなります。

実家に帰ったのを契機に、まじめにトレードと向き合うことに

真面目にやらないと投資は勝てない

2018年の1月から実家に戻り、父の会社で働くことになりました。
そして東京で働いているときよりもかなり自由な時間が増えました。

昨年からの流れで仮想通貨を触っていたのですが、暴落が長期化する用に見えたのでだんだんとウェイトを下げていきました。

それからは時間をとってもう少し真面目に投資をしようと決めました。
今までは学校や仕事の片手間でやっていて、気分で投資対象も変えていましたが、それでは勝てないということに気付いていました。

父の会社に入ってからは、一応会社員という身分にはなりますが、自分のパフォーマンスが自分の利益につながっていきます。
つまり、仕事で金を稼ごうが、投資で稼ごうが、どちらでもいい環境になりました。

この変化は自分の中では大きかった。
こうなってからは自分の投資にかける姿勢と時間は大きく変わりました。

投資友達を作る

もう一つ大きな変化は、一緒に投資を行う友達を作りました。

狙って作ったわけではないのですが、東京時代の友達と何かやりたいという話になり、それなら投資をやろうという流れです。

投資対象は、いろいろ手を出した僕でもまだ手を出したことがなかった金先物となりました。
いろいろ手を出しすぎて、すべて失敗していった経験があるので、新しいものへの挑戦は少し抵抗がありましたが、友達がどうしても金先物がいいと言うことだったので、金先物に決めました。

誰かと一緒に投資の勉強をしていくということがはじめての経験でしたが、これはかなりいいです。

友達は投資初心者なので、今のところは僕がいろいろ解説することが多いのですが、自分のこの10年の復習にもなっています。

そして一番のメリットだと感じているのが、自分が投資の先輩として下手なトレードをできないことです。
僕の投資の失敗の多くは、投資対象をコロコロ変えたり、適当にトレードをしたりといった、初歩的なところから来ていると感じています。

それが今度は僕が友達に「こんな事やっちゃダメだよ!」と言う側なので、僕自身ができるわけはないですよね。

初めて情報商材を買う

そして2018年の秋に、初めて投資系の情報商材を買いました。

情報商材はどうしても怪しいイメージがあったのですが、それまでの本ばかりでの勉強にマンネリ感を感じていたので、ここはいっちょ買ってみようと手を出しました。

買ってみたのは「ぷーさん式 輝」という1万円程度のもの。
価格はこの手の商材にしては安いですが、評価もそこそこ良く、試しにという気持ちで買いました。
FXぷーさん式 トレンドフォロー手法トレードマニュアル輝

結果としては大満足。
コンテンツもいいですが、動画というところが自分のライフスタイルにマッチしていました。

移動時間などに繰り返し聞いたりできますしね。

ただ、現時点(2018年11月)ではまだ実際にその商材に沿ったトレードはしていません。
なので、この方法でガッツリ儲かるのかどうかはわかりません。

というのも、今はその内容を自分の物にしようと、練習ソフトで練習しまくっているところなのです。

実践前に練習を行う

この練習作業がめちゃめちゃ重要だということは、この商材を通して痛感しています。
過去にも、投資手法を教科書通りに使うだけでは成功しないことは理解していましたが、この時になってやっと腑に落ちたかんじです。

FT3やTrade Interceptorなど、過去のチャートを再現してくれるソフトがあるので、これでシミュレーションしてみるのですが、勝率6割は軽く超えるだろうと思っていた戦略が、3〜4割にとどまることなどザラです。

「確率的に5割を下回るわけ無いじゃん」と思うかもしれませんが、普通に5割を割ってくるのです。

これはやってみないと理解できないと思います。
でもこの事情を知ってしまうと、この練習ソフトで安定して利益を得られるようにならなければ、実践に移る気なんて起きません。

だから現在はひたすら練習をしています。
何回もやっていると、やり方を変えた気がなくても勝率が上がってくるんですよね。
不思議なもので。

おそらく、何度もチャートを見て、こういう時は成功してこういう時は失敗して、というのが積み重なることによって、自分の中の成功パターンができていっているのでしょう。

この感覚を他の人に伝えるのは難しいからこそ、本などに書いてある投資手法をそのままやっても上手くはいきません。
成功パターンとは、何度も実践して、自分の中に作っていくものだと確信しています。

ビットコインに再び注目する

そして現在は再びビットコインにも再び注目しています。
一年近く低迷してきて、そろそろ底値なんじゃないかと感じているからです。

すでに書きましたが、現在が卒論を書いていた時期の状況によく似ていると思うのです。
そして、その頃とその後の爆上げ期を横目で見ていたからこそ、今度また上がるのであれば逃したくないと思っています。

これは投資ではなく投機に近いかもしれません。
確率なんて計算していません。

過去の因縁に決着をつけるために、すでにZaifに資金を準備していて、動き始めたらレバレッジを書けて全力で突っ込むつもりです。

現状

長々と書いてきましたが、こういう経緯で現在の自分に行き着きます。

現在は、FXの練習をして、友達と金先物をやり、ビットコインを静観しているような状況です。

まだ負け組ですが、その中でも得られた教訓は以下。

  1. 同じ対象を継続してトレードし、コロコロと対象を変えないこと
  2. 勝率や利益額をきちんと計算してトレードし、気分でトレードしないこと
  3. 実践前には練習を行うこと

現在、投資対象が3種類になっており、1番目が危うい状況ですが、この3つをしっかりと続けていければいいと思っています。

こんな負け組の話なんて参考になるのかどうか分かりませんが、反面教師としてでも捉えてもらえれば嬉しいです。

そして僕がこれから勝ち組になっていく、そんなサクセスストーリーをこのブログで伝えていければいいなと思ったりもします。

それはこれからのお楽しみということで。。