投資で借金ができるのはどういう時?借金のでき方と回避方法について

投資で借金ができるのはどういう時?借金のでき方と回避方法について

現在、投資初心者の友人と金先物投資に挑戦しています。

その友人と話していて思ったのですが、何もかもが初めてなので、どういう失敗をすると借金をすることになるのかもピンと来ていませんでした。

初めてなのでしょうがないとも言えますが、これで借金を抱えてしまうのは怖いですよね。

そういう人のために、借金をしないようなトレード方法をまとめてみました。

投資でミスるとこうなる

まずは投資でミスった人たちの叫びから。
Youtubeから拾ってきました。

人の不幸は蜜の味ですが、明日は我が身かもと思うとゾッとしますね。

しかし、しっかりと対策をしていればこんなことにはまずなりません。

初心者だとしても、ここはしっかりと抑えていきましょう。

どういう時に借金が発生する?

どういう投資をしているかによって、借金が発生するかどうかが決まります。

ここでは自分の資金をもとに投資することを前提としていますので、どこかからお金を借りて投資を始めるとなるとまた話は別です。
(というか初心者がそういうことをしても、借金が返せないだけなのでやめましょう)

株式投資(現物)では借金にならない

まず、投資の王道株式投資では借金はできません。
ただし自分の資金だけを使って株を買う「現物取引」に限ります。

例えば投資していた会社が倒産してしまった場合、投資した資金はゼロになってしまいますが、それ以上の損失はありません。

その会社が借金を負っていたとしても、株主はその借金まで責任を取る必要はないのです。

信用取引・レバレッジ取引は借金になるかも

「信用取引」「レバレッジ取引」をしている場合は借金を負う可能性が出てきます。

これらの投資はどういうものかと言うと、自分が証券口座に入金した現金などを担保として、証券会社からお金を借りて投資を行う方法です。
少ない資金を使って大きな資金を運用するため、てこを意味する「レバレッジ」という言葉がよく使われます。

FXや先物取引はレバレッジ取引が基本となっています。
また株でも証券会社によっては信用取引をすることが出来ます。

仮想通貨なんかも、現物取引が基本ですが、レバレッジをかけて取引できる取引所も増えてきました。
(仮想通貨FXと呼ばれています。)

レバレッジをかけることによるメリットは、少ない値動きでも大きな利益を上げられるということです。
FXは株などに比べて価格の変化が少ないため、レバレッジを掛けることが普通になっています。

しかし、このレバレッジをかけることはすなわち借金をするということなので、失敗すると借金だけが手元に残る可能性が出てきます。

100万円の資金をレバレッジ25倍の2500万円で運用していたとして、買っていたドル円が10パーセント下落した場合、250万円の損失となるため、150万円の借金が手元に残ります。

  • 資金100万円×レバレッジ25倍=運用資金2500万円
  • 運用資金2500万円×下落率-10パーセント=損失250万円
  • 資金100万円ー損失250万円=手元に残る借金150万円

これが投資で借金を作ってしまう流れです。

借金にならないルールはあるが、効かないこともある

証券会社やFX会社には、利用者が借金を抱えないように、資金がマイナスになりそうになったら強制的に決済する機能があります。
強制ロスカットとよんだりするのですが、大体の場合はこれに引っかかり、借金を負わなくて済みます。

しかし、この機能があるからと言って安心してはいけません。
この機能がうまく働いてくれない時があるのです。

それは急落or急騰相場となったときです。
値が飛んだり、あまりの急変で注文が通らなかったりして、強制ロスカットが実行できないことがあります。

最終的に強制ロスカットの注文が通った時に決済となるのですから、その損失が資金を下回ってしまうと借金を背負うことになってしまいます。

損切りは必ず置くこと!

この様になる理由は簡単で、ルール通りのトレードをしていないからです。

ここまで下がれば損切りすると言うラインをあらかじめ決めておき、損切り注文をきちんと入れておくということが大切です。

市場の急変は油断した時に起こったりします。

いつ起こってもいいように、必ず損切り注文は入れておきましょう。

海外では借金が発生しないことが多い

海外のFX業者などでは、この手の借金が発生しないことが多いようです。
使ったことはないので、詳しくはないですが。

海外では、損失が膨らみ資金が0になった時点で決済することを、FX会社が保証しているみたいです。
強制ロスカット注文が通らない場合の損失は、FX会社が負ってくれると言うことですね。
※FX会社によって違うと思いますので、詳しくはお調べください。

FXではないですが、僕が仮想通貨FXで使っていたBITMEXでもこの方式がとられていました。

まとめ

投資をする時に、借金のリスクを知っておくことはすごく大事です。

初心者の時は資金がなくなることは想像できても、借金することはあまり頭になかったりします。

しかし、借金が発生する時は、数百万・数千万単位ということもありますからね。

これはなんとしてでも避けなければなりません。

【注意】ここに書いたことから生じた損失については責任を負いかねますので、投資をする時は個人責任で、しっかりと調べた上でお願いします。