スピリチュアル系(占い、霊能、波動、宗教など)に対する、理性的人間からの見解

スピリチュアル系(占い、霊能、波動、宗教など)に対する、理性的人間からの見解

占い、霊能、波動、宗教などをどう理解していますか?

「なんだか胡散臭い」と感じる人もいるでしょうし、「ごちゃまぜにするな!他のとは別物だ!」と好きな人には言われるかもしれません。

僕の性格は、多少人間味に欠けるくらい理性的であると思っていますが、そんな僕はこれらの事を否定したいとは思っていません。

今日はそんな僕の考え方を書いていければと思います。

理性的には否定できない

これらスピリチュアル系のことは、一般的には否定されがちです。
女性は好きな人もそれなりにいますが、男性はほとんどが否定するでしょう。

世間的に見ても、スピリチュアル系が好きと言ってしまっては、白い目で見られることが多いです。

否定する人は「だって見たことないし」と言いますが、見たことないからと言って否定できるものでもありません。
「悪魔の証明」という言葉もありますが、無いことを証明するのは非常に難しいんです。

例えばピンク色のキュウリなんて無いと誰もが思うと思いますが、それを証明するには世界中のキュウリを集めてすべて確認する必要があります。
アフリカ奥地のキュウリが突然変異を起こして、ピンク色になっているかもしれませんもんね。

同じことがスピリチュアル系のことにも言えます。
「生き物が死ぬたびに霊になったら、霊界も容量が足りないだろう」とか、推測することはできますが、それを証明するには宇宙中の事物を集めて霊ではないことを確認するしかありません。

そもそも目に見えないものですし、スピリチュアルだと次元の話も出てきますので、現実的に難しいです。

なのでこれらの事をむやみに否定することこそ、理性的ではないと僕は思います。

可能性

ではスピリチュアル的なものの可能性について考えてみます。

例えば「波動」という概念があります。
スピリチュアルの種類(流派?)によって「オーラ」や「運」、気功では「気」と呼ばれますが、僕だだいたい同じものなんじゃないかと理解しています。

だいたい共通しているのは、この波動という僕達が普通にしていては感じられない何かが、僕らの身の回りの物事を左右している、という考え方です。

胡散臭い話になってきましたが、「電波」について考えてみます。

電波は私達の目には見えませんが、これがないと生活できないですよね。
しかし、江戸時代の人にこれを見せたら、魔法使いか超能力者に思われるでしょう。

江戸時代の人々にとっては、電波の存在を認める人なんて、普通に考えると頭がおかしいと思うでしょう。
しかし、現代では常識となっています。

それと同じことが波動にも言えるかもしれません。(あくまで可能性の話です。)
波動が測定され、簡単に利用できるようになってくると、常識となる日が来るかもしれません。

いわゆる「一般人」でない人はこれらを生活に取り入れている人も多いと感じます。
僕はサラリーマンをやめていて、実家の会社の経営に入っていたり、自分でビジネスをはじめていたりしており、多少は一般から離れた情報も入ってくるのですが、経営者や政治家はスピリチュアル系のことを信じている人が多いように思います。

会社には神棚があることが多いですし、年始のお参りは欠かさないし、経営者や政治家が足繁く通う占い店みたいな店もたまに聞きます。
風水で新規出店の場所を決めたり、「目標を強く持つと、目標の方から勝手に自分へと近づいてくるんだ」なんて言う人もいます。

芸能人でもスピリチュアル系っぽい人は多いですよね。
ダウンタウンの浜田さんなどパワーストーンのブレスレットをつけている人はちょくちょく見ますし、意見は色々ありますが新興宗教に入っている人も一般人に比べると多いでしょう。

「常識」という宗教を信奉してないか

とはいえ、普通の人でもスピリチュアル的なことを無視できないこともありますよね。
例えば身近な人がなくなったらお葬式をやらなきゃと思いますし、年始めには初詣にいってお守りを買おうと思う人が多いでしょう。

葬式は仏教で、神社への初詣は神道なので、やってることはちぐはぐなんですけどね。

僕が思うに、自分を普通だと思っている人は、決して理性的というわけではなく、「常識」というある種の宗教を信奉しているのだと思っています。

その「常識」の中に、理性的であることと、スピリチュアル系は怪しいという考え方があるので、スピリチュアル的なことは目で確認できないからと否定しているのではないでしょうか。
そしてこの「常識」中に、スピリチュアル否定とは矛盾しますが、葬式や初詣が入っているのです。

なので「常識」から離れた、経営者、政治家、芸能人のような人たちは、世の中を自分の目でフェアに見ることによって、自分の目で確かっぽいものを選び取っているんじゃないでしょうか。
その結果、スピリチュアル的なものを信じる人が比較的多いのだと思います。

程よく付き合う

いろいろ書いてきましたが、結論は「よくわからん」ということです。
分からないからこそ、否定もせずに、ほどほどに付き合っていくくらいが良いのではないでしょうか。

スピリチュアル系の悪い出来事で言うと、元オセロの中島知子さんが占い師に洗脳された、みたいな話がありましたが、悪い人も一定数いるのだと思います。
だからこそ、自分の頭で考えて、のめり込みすぎないという姿勢が大事です。

効果のある無しは、根拠を示すのが難しい以上、自分で試して体感するしか無いのでしょう。

とはいえ、スピリチュアル系の可能性を潰さないほうが、世界に深みが出て、すこし世の中が面白くなるのかな、なんて思ったりもします。
そういうのも含めて、それぞれにあったスピリチュアルとの付き合い方を見つけてみてはどうでしょうか。