歯の定期検診の重要性

歯の定期検診の重要性

定期的な歯の検診は行っていますか?

僕はかれこれ5年くらい、3ヶ月おきの歯科検診を続けています。

今日はそのメリットについてお伝えしていきます。

歯の定期検診とは

歯の定期検診というのは、3ヶ月に1回くらいのペースで歯医者に行って、歯の異常のチェックとクリーニングをしてもらうことです。

「予防歯科」なんて言ったりもします。

最近はほとんどの歯医者でこの検診を行っていて、予防歯科の重要性もいろんな所で耳にします。

いろんなところで聞きすぎて、歯科業界が儲けるために猛プッシュしてるだろう、なんて思うのですが、実際の経験を踏まえて言うとほぼメリットしかないです。

メリット

虫歯・歯周病のリスク低減

定期検診を受けることで、虫歯・歯周病のリスクを減らせます。

自覚症状がなくても3ヶ月に1回行くことによって、かなり初期の段階で異常を見つけることができます。

そして定期検診には歯石の除去も含まれ、これを定期的に取り除くことによって虫歯のリスクを減らすことができます。

歯がきれいになる

歯石除去の際に歯の表面を削っていくのですが、この時に歯の表面のくすみなども一緒に除去されます。

僕はコーヒーや紅茶をよく飲むのですが、そのせいで歯の表面が茶色くなってくることがあります。
「ステイン」といわれるものです。

これが歯のクリーニングでかなり良くなります。

ただし、いわゆる「ホワイトニング」のレベルでは全然ありません。

「歯と歯の間だけ少し茶色い」「前歯の一部分が茶色くなっている」など、局所的な着色はかなり改善されるようですが、歯のベースの色が全体的に白くなるというわけではありません。

安い

3ヶ月に1回も行ったら費用も結構かかるんじゃないの?と思いますが、これについてはかなり安いと思います。

内容や歯科医院によっても変わると思いますが、保険も適用されるため、僕の場合1回2,000円~3,000円くらいに収まっています。

月換算したら1,000円以下で、たくさんのメリットが得られるので、やらない手はないと思っています。

虫歯ができても初期で安く、早く、楽にできる

定期的に検診しているからと行って、全く異常が出ないかといえばそういうわけでもありません。

僕も最近、検診で虫歯が見つかり、治療をしました。

この虫歯は1年以上前から見つかっていましたがかなり小さく、経過観察をしていました。
この1~2年、本当にすこーしずつしか大きくなってないみたいでしたが、「そろそろやろうか」と先生が判断して、治療することになりました。

自覚症状もなかったので自分では気付けなかったでしょうし、定期的に診てもらえることで虫歯になりかけくらいのものは安心して放置することができます。
むやみに歯を削ったりはしたくないですもんね。

検診の翌日に治療の予約を入れてもらって、少し削って白い樹脂で埋め、小さかったので痛みもなくすぐに終わりました。
治療費も910円。検診代より安い!

虫歯治療というと、時間がかかって、痛くて、銀歯になる、というイメージがありますが、この定期検診を受けることで、もう一生そんな治療を受ける必要がなくなります。

それが月1,000円以下です。安いでしょ!

デメリット

めんどくさい

デメリットとしては、当たり前ですが検診に行く手間があります。
なにも異常がないのに、仕事も忙しいのに歯医者に行くって、あまり気がすすまないかもしれません。

しかし実際にかかる時間といえば1時間程度のものです。
問題は予約したりといった手間だと思います。

歯科医院によって違いますが、検診の最後に次回の予約を聞くところや、その場では予約を聞かず、検診1ヶ月前くらいにハガキでお知らせするところなどがあります。

個人的にはあっちから勧められなくても次回の予約をして帰ることをオススメします。
予定がわからない場合でも、分かる範囲で判断して予約します。

そうでもしないと、改めて予約の電話をするのってめんどくさくて、結果あとまわしになりがちなんですよね。
異常がないのに歯医者に行くことは、気持ちの面で優先度がかなり低くなるので、歯医者にいる流れで予約したほうが良いです。

そして直前に予約しても、予約がいっぱいで予約できないこともあります。
僕もいろいろな歯医者に行きましたが、予約がたくさん入っていることはどこも共通していました。

痛い(個人差あり)

検診のデメリットとして挙げられることに、歯石除去をする際の痛みもあります。

これは個人差もあるみたいで、僕は正直「ちょっと痛いかな」くらいのもんでほとんど気になりません。

歯茎が弱っている人などは痛みを感じやすかったりするのかもしれません。
若い人は歯茎も若いと思いますので、そんなに痛みを感じないんじゃないのかなと思います。

歯医者選びは慎重に

僕は引っ越しなどもあったので、合計4つの歯科医院で検診を受けたことがあります。

その中で感じたことは、歯医者選びは重要だということです。

最初に行ったのは、職場があったオフィスビルに入っている歯科医院でした。
ここは腕がかなり微妙で、ちょっと虫歯ができた時は、削って白い樹脂で埋める→外れるを3回位繰り返して、その度に削る範囲が大きくなって、最終的に銀歯になりました。

思えばこの歯科医院はインプラントなどを積極的に売っていて、他の治療は片手間だったのかななんて思ったりもします。
治療にあたっていた人も20代の経験が少なそうな先生でしたし。

その後、その銀歯もどうもしっくり噛み合ってなくて、地域で長くやっているような歯医者に駆け込み、そこで定期検診も受けるようになりました。

治療の席も3つくらいしかなくて小規模でしたが、一人の医院長先生がすべての患者を見ていて、とても質が高かったように思います。

引っ越しをしてその歯科医院に通えなくなってからは、近所にあるネットで一番目立っていた新しいところに行きました。

ここは一回の検診を2日に分ける必要があり、あと治療の進め方もなんか少し合わずに、変えることにしました。
先生も雇われの人が2人で回しているような様子で、インプラントやホワイトニングを積極的に売っている様子でした。

そして現在は、地域密着で長年そこでやっていて、とはいえ最新の機器を導入したり建物もリノベーションしていたりしているような歯科医院に通っています。

ここも一人の先生が全体を見るようにしていて、治療の席も4席くらいの大きくはない歯医者です。
しかし腕や安心感は抜群で、しばらくはここに通おうと思っています。

経験から考える、歯科医院の選び方としては、地域密着で長年やっていて医院長さんがすべての患者を見ているようなところがおすすめです。
こういうところは変に儲けようとしていなくて、患者さんのためを思って経営されているように感じます。

避けたほうがいいのは、新しくて、先生が雇われで何人もいて、あとはインプラントなどで儲けてやろうとしているところです。

想像ですが、こういうところは医療法人が箱を作って先生を投入しているため、先生自身が「地域のため、患者のため」という意識が薄く、仕事をこなすことと売上を上げることにしか目が向かないんじゃないかと思います。

こういうところは新しくて広告もたくさん打っているので目に付きやすいですが、避けるべきだと思っています。

まとめ

歯の定期検診のメリット・デメリットについてまとめてみました。

正直デメリットについてはほぼ感じていなくて、メリットしか無いと思っています。

ただ、歯科医院選びだけは慎重に行ってください。
僕の経験はかなり参考になるんじゃないかと思います。

ぜひ歯の定期検診の習慣をあなたのものにしてみてください。