モヤモヤした時は紙に書き出す

「頭がモヤモヤしてなにも手につかない!」という経験はありませんか?
やらなければならないことがたくさんある時に限って、そういう状態に陥ってしまったりします。
そんな時には紙に書き出すことが効果的です。
今日は紙に書き出すことの効果について書いていきたいと思います。
頭の中身を文字にすることでスッキリする
モヤモヤの原因は、不確定なことが頭の中で渦巻いていることにあります。
この仕事はどんな方法でやろうか、そして成功するのだろうか、今日の晩御飯はどうしよう、クリーニングに出した服を取りに行かないと、そろそろ家族の誕生日だけど何を渡そう、などなど。
やる日にちや方法、その結果などが見えず、自分の許容量を超えてしまった時に、あの何も手につかない状態になってしまうのです。
それを解決するには、モヤモヤしていることを全て紙に書き出してみるといいです。
「頭の中で考えるのも、書き出すのも一緒だろ」と思ってしまいますが、紙に書き出すことで自然と抽象化や整理がされるので、それだけでスッキリします。
頭で考えていると、同じ問題が何度も頭をぐるぐるしますが、紙に書き出すと、すでにその問題は書き留めているという安心感から、何度も思い出すということがなくなります。
デジタルでもいい
「紙に書き出す」と表現しましたが、個人的には紙でなくても、パソコンのメモ帳などでもいいと思っています。
僕の場合、マイクロソフトのOneNoteに思ったことをひたすら書いていくノートを作っていて、そこに書いていっています。
タイピングに慣れていると、考えていることを文字化するには手書きでは遅く感じてしまい、タイプする方が思考に近いスピードで文字化できます。
ただし、同じように考えていることをひたすら書き出す方法を取っている人の中には、手書きじゃないとダメと言っている人もいます。
例えば『ゼロ秒思考』の著者は手書きではダメだと言っていました。
まあこれはいろいろ試しながら自分にあった方法を導き出すのがいいんじゃないかと思います。
体系化できる
書き出すだけでも効果は大きいですが、それを体系化してみるとさらに効果は上がります。
ジャンル分けしたり、階層化してみたりするといいです。
A.売上を上げる、B.新しい広告を出す、C.仕事帰りに買い物に行く というのが書き出せたとしたら、AとBは仕事のジャンルで、Cは家事のジャンルに分けられます。
そしてAを達成するためにBを行うので、BはAの下位に位置づけられます。
こうやって全体を整理していくと、思っていたよりは頭のモヤモヤはシンプルだということに気づくと思います。
人間はたくさんのことを同時に考えられる構造になっていないので、すこしやることが増えるだけでキャパオーバーになってしまい、「もう無理だ!」となってしまいやすいのです。
すべて書き出しまとめているのがベスト
モヤモヤをなくす理想形は、日常的に全てのモヤモヤを書き出し、まとめていることです。
GTDというタスク管理手法があり、僕もこれを使いだして5年位になりますが、まさにこの方法をとっています。
モヤモヤ(=タスク)を全てアプリに書き出し、それをスケジュールや次やるタスクや今はやらないことなどに割り振って行くのですが、全てのことがそのアプリにあるという安心感はすごいです。
5年もこの方法をやっているとわかるのですが、一人の人間が考えていることなんて、そんなに変わりません。
モヤモヤしている人は同じようなことを何度も何度も頭の中でぐるぐるさせているのです。
それを全てアプリに任せることで、自分はスッキリした頭で目の前の仕事をすることができます。
まとめ
この紙に書き出す方法をまだやったことない人は本当におすすめです。
気合を入れてノートを買ってくる必要はなくて、普通のコピー用紙やチラシの裏とかでも効果は変わりません。
『ゼロ秒思考』では普通のA4用紙が推奨されていたりもします。
書き出す効果を感じた人はぜひGTDにもチャレンジするといいかと思います。
ちょっと難易度は高めですが、効果は絶大です!
-
前の記事
車を持つと、行動範囲が広がり密度が下がる 2021.01.24
-
次の記事
その日にやるべきことを一つにする効果 2021.01.26